語尾の変化によるニュアンス
「学校へ行く」という句を例に、様々な語尾の変化がどのようなニュアンスで伝わるのか見ていきましょう。
@、Aの表現は先輩や上司、両親など目上の人に対して使うことができます。
ここで日本人が思い違いをしやすいのが、Aのように語尾に「요」を付ける表現です。
日本語では、セリフの語尾に「よ」を付けると親しみがこもったような表現になります。
しかし韓国語のセリフの語尾に付ける「요」は親しみのある表現ではなく、丁寧な表現になるのです。
「가요」のニュアンスは「行くよ」ではなく「行きます」に近いと思って下さい。
@とAの違いは、@はより格式のあるAよりも丁寧な表現です。
Bは友達や目下の人に対して使う表現です。
Cは日常会話では使われない表現です。「가다」は「行く」という動詞の原形です。
動詞の原形は辞書に載っているような表現です。
それでは次に「何をしますか?」という句を例に、語尾の変化によるニュアンスを見てみましょう。
先ほどの説明同様、@、Aは目上の人に対して使う表現です。
Bは目下の人に対して使う表現なのですが、目下の人の中でも中高年以上の人に対して使います。若い世代では使われません。
C、D、Eは友達、後輩、年下の兄弟など目下の人に対して使う表現です。