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			母音と子音の発音方法をマスターすれば単語や文章を発音できるようになります。では次の単語の発音はどうなるのでしょうか。
			한국인
			これは「韓国人」という意味の単語ですが、これまでの学習してきた発音や反切表に従ってそのまま発音すると
			「한국인」は「ハング
クイン」となります。
			しかし、「韓国」を表す単語「한국」がパッチム「ㄱ」で終わっています。
			そして、「人」を表す単語「인」が「」ではじまっています。このとき、発音は「ㅇ」がとれ、
			パッチム「ㄱ」と母音「ㅣ」がくっついて「한구깅」と同じ発音になります。
			従って「한국인」の発音は「ハングギン」となるわけです。
			
			한국인 →「ㅇ」が外れる→ 한구깅
			※「한구깅」という単語は存在しません。あくまで「한국인 」の発音がこれと同じであるだけです。
			中国語 중국어
→「ㅇ」がはずれ「ㄱ」と「ㅓ」がくっつく
→중구거 チュングゴ
			金曜日 금요일
→「ㅇ」がはずれ「ㅁ」と「ㅛ」がくっつく
→그묘일 クミョイ
ル
			歓迎 환영
→「ㅇ」がはずれ「ㄴ」と「ㅕ」がくっつく
→화녕 ファニョン
			金が 돈이
→「ㅇ」がはずれ「ㄴ」と「ㅣ」がくっつく
→도니 トニ
			パッチム+「ㅎ」も同じように「ㅎ」が外れ、パッチムと母音がくっつきます。
			電話 전화
→「ㅎ」がはずれ「ㄴ」と「ㅘ」がくっつく
→저놔 チョナ
			信号 신호
→「ㅎ」がはずれ「ㄴ」と「ㅗ」がくっつく
→시노 シノ
			百貨店 백화점
→「ㅎ」がはずれ「ㄱ」と「ㅘ」がくっつく
→배콰점 ペッカジョン
			考える 생각하다
→「ㅎ」がはずれ「ㄱ」と「ㅏ」がくっつく
→생가카다 センガッカダ
			発音は規則通りに発音すると発音しにくい場合があります。そのようなときは、発音しやすい形に変化します。
			以降ではパッチムと子音の組み合わせで発音が変化する例を紹介していきます。
			
パッチム「ㄴ」のあとの「ㄹ」
			「ㄴ」が「ㄹ」の音に変わります。
			「권리」→「クォ
ルリ」
			「편리」→「ピョ
ルリ」
			
パッチム「ㄹ」のあとの「ㄴ」
			「ㄴ」が「ㄹ」の音に変わります。
			「설날」→「ソ
ルラ
ル」
			
パッチム「ㄱ」のあとの「ㄴ」
			「ㄱ」が「ㄴ」の音に変わります。
			「백년」→「ペンニョン」」
			「학년」→「ハンニョン」
			
パッチム「ㅂ」のあとの「ㄴ」
			「ㅂ」が「ㅁ」の音に変わります。
			「입니다」→「イ
ムニダ」
			「합니다」→「ハ
ムニダ」
			「イ
プニダ」や「ハ
プニダ」ではありません。
			
パッチム「ㄱ」のあとの「ㄹ」
			「ㄱ」が「ㅇ」の音に変わり、「ㄹ」が「ㄴ」の音に変わります。
			「독립」→「トンニッ」
			「책략」→「チェンニャッ」
			
パッチム「ㅂ」のあとの「ㄹ」
			「ㅂ」が「ㅁ」の音に変わり、「ㄹ」が「ㄴ」の音に変わります。
			「압력」→「アンニョッ」
			「협력」→「ヒョンニョッ」
			「입력」→「インニョッ」
			
パッチム「ㅁ/ㅇ」のあとの「ㄹ」
			「ㄹ」が「ㄴ」の音に変わります。
			「심리」→「シンニ」
			「종로」→「チョンノ」
			
パッチム「ㅆ」のあとの「ㄴ」
			「ㅆ」が「ㄴ」の音に変わります。
			「할 수 있는 사람」→「ハ
ルス インヌン サラン」
			「できる人」という意味ですが、「있는」を「イッヌン」と発音するよりは「インヌン」の方が言いやすいです。