母音と子音

ハングル文字は10種類の基本母音と14種類の基本子音を組み合わせることで構成されています。

◆基本母音

a日本語の「ア」と同じ発音です。
ya日本語の「ヤ」と同じ発音です。
o舌を奥に引き喉の奥から「オ」と発音します。
yo舌を奥に引き喉の奥から「ヨ」と発音します。
o日本語の「オ」と同じ発音です。
yo日本語の「ヨ」と同じ発音です。
u日本語の「ウ」と同じ発音です。
yu日本語の「ユ」と同じ発音です。
u唇を「イ」を発音するときのように横に引き「ウ」と発音します。
i日本語の「イ」と同じ発音です。

赤色で示した部分は日本語の50音にはない、少し難しい発音です。 ここで気付くかもしれませんが、「エ」に相当する発音が出てきません。「エ」は重母音と呼ばれる 類になります。重母音については後ほど解説します。

◆基本子音
k, g日本語の「カ行」の音ですが、文頭以外では「ガ行」の音になります。
n日本語の「ナ行」の音です。
t, d日本語の「タ行」の音ですが、文頭以外では「ダ行」の音になります。
r日本語の「ラ行」の音です。
m日本語の「マ行」の音です。
p, b日本語の「パ行」の音ですが、文頭以外では「バ行」の音になります。
s日本語の「サ行」の音です。
ng無音を表しますが、母音と組み合わせて、母音の発音をします。
ch, j日本語の「チャ行」の音です。
'ch日本語の「チャ行」の音です。
'k日本語の「カ行」の音です。
't日本語の「タ行」の音です。
'p日本語の「パ行」の音です。
h日本語の「ハ行」の音です。

◆文字の組み立て
母音、子音が単独では発音できません。母音と子音が組み合わさってはじめて発音することができます。 文字の組み立て方には何通りかの方法がありますが、一つの母音と子音を組み合わせる方法は2通りあります。

・・・「n」と「a」が組み合わさっています。「ナ」と発音します。この場合左側に子音を、右側に母音を置きます。

・・・「s」と「yu」が組み合わさっています。「シュ」と発音します。この場合子音を上に、母音を下に置きます。
このように、「」「」「」「」「」は右側に、 「」「」「」「」「」は下に置きます。

◆反切表
下の表は10種類の母音と14種類の子音の組み合わせで「反切表」と呼ばれます。